まちづくり情報

月刊まちづくり情報

2003年3月発行

  • 2003年3月発行 01号
    「観光カリスマ百選」選定 地域おこしのリーダーに(政府)
    政府は平成15年1月29日に、各地の観光振興を成功に導いた11人を「観光カリスマ」の第一陣として発表した。
  • 2003年3月発行 02号
    「ラーメン横丁」で商店街 空き店舗対策(千葉県松戸市)
    空き店舗が目立つ商店会をラーメン店で埋め、活気を取り戻そうと、松戸市の「五香さくら通り商店会」で「ラーメン寺小屋」と名付けた店主育成事業を企画、初めての卒業生5人が試食会を行った。同商店会長の加藤氏は、商店会に「ラーメン横町」ができて松戸の名所になればと願っている。2月3日日本テレビNNNきょうの出来事にて放映。
  • 2003年3月発行 03号
    三国「上八町通り」町並み照らし風情豊か 石灯ろう、レトロ街灯設置(福井県三国町)
    三国町北本町三、四丁目の通称「上八町(うわまち)通り」は、京福三国駅の駅前通りから左右に延びる約三百メートルの通りで、屏風屋や餅屋などの老舗が並ぶ。毎年五月の三国祭では山車が練り歩いてにぎわいをみせるものの、普段は人通りが少なく空洞化が目立つ。同商店街では、築三十年以上の老朽化した街灯を取り外す際に、古いたたずまいの町並みの趣を高める街灯を新たに設置しようと計画。十月から県と道の補助を受けて工事を開始し、石灯ろう十九基と電柱に街灯九基を取り付けた。今後も駅前通りなどに石灯ろうを設置し情緒あふれる景観づくりを目指し、商店街の活性化のきっかけにしたい考え。
  • 2003年3月発行 04号
    新潟市古町通5に「ドカベン」などのキャラクター像お目見え 商店街の活気呼び戻せ(新潟県 新潟市)
    新潟市の中心市街地活性化に取り組むタウンマネジメント機関「にいがたTMO」が同市古町通五の商店街の振興組合と企画。アーケードの改修に合わせて個性あるまちづくりを目指し、同市出身の漫画家水島新司さんの代表作「ドカベン」などのキャラクター像を設置した「水島新司漫画キャラクターストリート」が12月14日、同商店街に誕生した。設置されたのは、「ドカベン」の主人公、山田太郎のほか、岩鬼、里中、殿馬らの等身大の銅像七体とミニチュア像二体。路上に現れたおなじみのキャラクターに買い物客は大喜び。古町の新名所として、中心街に活気を呼び戻す起爆剤となりそうだ。
  • 2003年3月発行 05号
    デマンドバス 名護市が実験運行 新交通体系へ期待(沖縄県名護市)
    全国的にも珍しい「コミュニティバスにおけるデマンドシステムの導入」実験が、名護市と沖縄総合事務局によって平成14年12月24日始まった。平成15年2月末まで毎日4台のバスが、利用その要求(デマンド)に応じて停留所へ立ち寄り市内を走る。
  • 2003年3月発行 06号
    三条市住基カードの利用実験開始 公共施設利用予約など(新潟県三条市)
    三条市は3月から住基カード(住民基本台帳ネットワークのICカード)を利用した独自のサービスの実験を始める。
  • 2003年3月発行 07号
    まちなかのにぎわい創出 脱シャッター街の手段探る(新潟県新発田市)
    新発田市は、四季折々のイベントを体系化した「ふるさとしばたの物語」を初めて実施し、1年目の物語がすべて終了し閉幕した。観光客の回遊性を高めることで、市中心部の活性化をねらった。
  • 2003年3月発行 08号
    風と供に街はにぎわう 学生のアイデアが現実化(新潟県柏崎市)
    「風が吹いたらお買い得」。柏崎市東本町のショッピングモール「フォンジェ」で、昨年末から2月末までかけて行われたユニークな割引サービス「風割」が予想以上に好評な結果を示している。
  • 2003年3月発行 09号
    市民センターのにぎわい、商店街に流れず(新潟県長岡市)
    長岡市が市民活動の拠点と中心市街地活性化を目指し、JR長岡駅前に「ながおか市民センター」を平成13年10月に開設し1年が過ぎた。
  • 2003年3月発行 10号
    土地の活用方法、複合型へ転換(新潟県)
    長引く不況で分譲地の売却が進まない中、新潟県は県営産業団地の土地利用計画見直しと新たな活用法を模索している。従来の「工場集積型」から多様な業種を誘致する「複合型」への転換により、土地の用途に幅を持たせ企業の新規立地を図ることを狙っている。
  • 2003年3月発行 11号
    文化や古い街並み生かした景観づくり(福井県三国町)
    福井県三国町は、公共的な建物の整備を補助する「景観まちづくりモデル事業」を着々と進めている。補助を申請した建物4件のうち、同町南本町3丁目の病院の整備が完了した。町屋風の建物に生まれ変わり、港町の趣を引き立てている。
  • 2003年3月発行 12号
    町おこしの花よ咲け 自治会加入全世帯にひまわりの種配布(福井県福井市)
    住民一体で花による町おこしを行おうと、福井市湊地区は今春から「ヒマワリの里」づくりに取り組む。地区内の全世帯と学校などに計30万粒の種を配り、軒先やプランターで花を咲かせてもらう。
  • 2003年3月発行 13号
    萩観光の案内人養成へ ボランティア講座 2月3日から開講(山口県萩市)
    観光シーズンを前に、山口県萩市観光課は2月3日から計7回の「萩観光セミナー・観光ボランティアガイド養成講座」を市役所などで開く。市民に萩の歴史や自然、史跡を学んでもらい、観光客に満足してもらえるガイドができるようにするのが目的。
  • 2003年3月発行 14号
    地域経済活性へ沖縄県から特区8件提案(沖縄県)
    特定地域に限って規制を緩和し、経済活性化を図る構造改革特区について、政府の内閣官房構造改革特区推進室は1月15日、2次募集を締め切った。沖縄県では県や沖縄電力、市町が計8特区を提案した。
  • 2003年3月発行 15号
    街おこしの先駆者に たてやま・海辺のまちづくり塾(千葉県館山市)
    千葉県館山市では、「古くから海に親しんできた海辺のまちに誇りを持とう」と街おこしを志す市内の会社経営者を中心に、市職員やダイバー、漁師など多彩な顔ぶれが手を組んで昨年研究会(現・NPO法人)が発足した。「みんなで街おこしを勉強し、先駆者になろう」と塾を結成した。
  • 2003年3月発行 16号
    里山の保全に県条例(千葉県)
    身近な里山を守ろうと、千葉県が里山保全条例の制定に乗り出した。房総半島の豊かな自然と人との共生を目指すもので、条例が制定されれば、全国の都道府県では初めてとなる。
  • 2003年3月発行 17号
    次世代型の路面電車 浜松地域に市民団体が構想 脱"車社会"(静岡県浜松市)
    静岡県浜松市では、住みよいまちづくりを考える市民団体「浜松都市環境フォーラム」が次世代型の公共交通機関、LRT(超高性能底床式路面電車)の導入について、市民公開講座を開くなど研究を進めている。浜松市長も「浜松市の環境を考えると車だけでは不適切。LRT活用で中心街に出てくるのも容易になる」と導入に前向きな姿勢を見せている。
  • 2003年3月発行 18号
    自転車タクシー、予想以上の反響に全国展開へ乗り出す(京都府京都市)
    昨春から京都市中京区で運行している自転車タクシーの初年度の乗車客が2万人に達する見通しとなった。環境共生都市推進協会(NPO法人)は「市民にも観光客にも予想以上の反響だった」と喜んでおり、新年度からは自転車タクシーの他府県での普及に乗り出す。
  • 2003年3月発行 19号
    ロケ支援組織設立でまちづくり(広島県尾道市)
    映画のまち・尾道にロケ撮影の支援組織「おのみちフィルム・コミッション(FC)」が誕生した。市と尾道商工会議所、尾道観光協会が設立した。映画やコマーシャル(CM)のロケ隊の誘致を進め、観光、文化振興につなげる。
  • 2003年3月発行 20号
    ショッピングバス試験運行 採算ライン下回る(香川県高松市)
    香川県高松市と地元経済界が共同で本格運用に向けて「ショッピングバス」の試験運行が繰り返し行われている。昨年11月から始まり1月で既に3回の試験運行が行われた。徐々に利用者数は伸びているものの、1便あたり10人未満と、事業としては採算がとれない状況であることが分かった。3回目の試験運行を最後とし本格運用に移行する見込みであったが、市民には定着していないことが伺える。
  • 2003年3月発行 21号
    中心市街地再生のモデルを目指して(愛知県松江市)
    松江市は中心市街地活性化対策で殿町地区の再開発を計画している。同地区のうち、特に中心商業地としての機能が低下している南殿町の再生に向けて取り組む方針であり、地方都市の中心市街地再開発のモデルを目指してもらいたい。
  • 2003年3月発行 22号
    中心市街地の問題、深刻化(福島県福島市)
    福島県の県都福島市に深刻な問題が発生した。老舗の商業ビル「コルニエツタヤ」を経営するツタヤ百貨店が自己破産したからである。負債総額は13億円と大企業の破綻と比較すると額は小さいが問題は非常に深刻である。コルニエツタヤは福島駅前通の顔のひとつであり、繁華街の中枢を担ってきたため、この破綻は福島市の空洞化問題を大きくするかどうかの分岐点となる。
  • 2003年3月発行 23号
    商店街活性化の可能性を求めて(福岡県久留米市)
    長引く景気の低迷や、中心市街地が衰退しているといった都市問題等の影響のもとで、新たな商店街活性化の方向を模索している。商店街活性化のキーワードはいかに地域に密着した商店街となるかである。
  • 2003年3月発行 24号
    再生へ滑り出し順調(三重県二見市)
    三重県二見町、日の出と夫婦岩で有名であり、修学旅行客をはじめ大勢の観光客が訪れている。旅館街には、18軒の旅館のほか、民宿、飲食店、お土産物店などが軒を並べる。旅館の大半は昭和初期の建築物で、木造としては珍しい3階建ての旅館が半数近い。
  • 2003年3月発行 25号
    かつての商人の街を市民の憩いの場に(三重県伊勢市)
    三重県伊勢市は、市中心部を流れる勢田川沿いに「川の駅」を造る計画をまとめた。古い蔵を改装した「駅」は、明治28年に建てられた蔵の趣を再生する。川沿いにはテラスを付け、勢田川を眺めることができ、市民の憩いの場となる。
  • 2003年3月発行 26号
    キリン工場跡地を都市拠点に(京都府京都市)
    京都市と向日市にまたがるキリンビール京都工場跡地について、京都市は都市計画審議会に、市の方針を定めた「地区計画」を提案する。阪急の新駅開設などを踏まえ、商業や居住、文化などの複合機能を持った都市拠点と位置づける。一方、建築物には景観に配慮する内容となっている。審議会で承認されれば、この地区計画を前提にキリンビール側が具体的な土地利用を検討していくこととなる。
  • 2003年3月発行 27号
    街並みづくりの意見交換会、住民らと発足(京都府京都市)
    京都市は、右京区で進められている地下鉄天神川駅周辺の整備事業に併せて、地元住民と学識経験者、市が街並みづくりに意見を交換できる「まちなみ形成等検討委員会」を発足させる。
  • 2003年3月発行 28号
    都市緑化フェア開催100日前祭(大分県大分市)
    大分市の大分スポーツ公園などを会場に開かれる都市緑化フェア(4月28日〜6月29日)の開催100日前を記念したイベントが1月26日に大分市のガレリア竹町で開催された。
  • 2003年3月発行 29号
    市民参加型の公園整備計画 みなとみらい21地区にて(神奈川県横浜市)
    横浜市は、みなとみらい(MM)21地区に新たに整備する公園について、市民参加での計画作りを開始する。同地区はこれまでオフィスビル、商業施設などの整備は行政主体で進められてきた。しかし、公園は幅広い市民の利用が想定されることから、同地区の整備で初めて、市民参加型まちづくりを進めることとなった。
  • 2003年3月発行 30号
    柴田・村田・大河原3町法定合併協議会開催(宮城県柴田・村田・大河原3町)
    柴田・村田・大河原3町法定合併協議会(会長・大河原町長)の初会議が大河原町の合同庁舎で開催され、専門部会。分科会の誠意、事業計画などを議論した。会議は原則として公開であり、毎月第4木曜日午後1時半から開催すると決めた。第二回会議は2月27日である。
  • 2003年3月発行 31号
    夢ある先端IT都市の実現をめざして(岐阜県大垣市)
    全国に誇る情報産業の集積地「ソフトピアジャパン」。大垣市はここを拠点としてIT(情報通信技術)を生かしたまちづくりを進めている。昨年は「IT戦略計画」に基づき、より多くの市民がITを学べるようにIT研修の充実を図ってきた。また、現在、新たな国際的文化環境の整備を図る「IT文化特区」創設や情報工房リニューアルを検討する「情報工房ルネッサンス計画」が策定され、行政サービスの向上と事務の効率化を図る電子市役所の構築などに取り組んでいる。

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