合意形成研究会

○ 当研究会について

 当研究会では、右肩上がり時代を背景とした戦後日本型の合意調達システムに代わるものとして、人口減少・経済縮小社会に適合した合意形成システムの理論を提示すべく、空間利活用の整序政策を対象に研究を行っています。

  (0) 合意形成2.0 (1) 前史的背景 (2) 従前の研究動向 (3) 問題意識

 

★刊行記念シンポジウム 縮減社会の合意形成 -人口減少時代の空間制御と自治-のご案内★

 日 時:2018年12月9日(日曜日) 13時30分頃開場・14時00分開始・17時00分終了予定

 場 所:上智大学 四ツ谷キャンパス2号館2階203教室  https://www.sophia.ac.jp/jpn/info/access/accessguide/access_yotsuya.html

 参加費:無料

 定 員:100名(申し込み先着順)

 協 賛:(公財)地方自治総合研究所、(公財)都市計画協会

 申 込:https://goo.gl/forms/9Wc2CSOLDlIET4sc2

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○ 組織体制・メンバー

(氏名をクリックすると詳細が表示されます)
氏 名
所属(専門分野)等





金井 利之

東京大学大学院法学政治学研究科 教授

* 研究分野:自治体行政学、都市行政学、オランダ行政研究

* 合意形成に関する研究の視点:自治体と焦点とする合意形成を、空間を管轄するという自治体の特質に応じて分析する。






阿部 昌樹

大阪市立大学大学院法学研究科 教授

* 研究分野:法社会学

* 合意形成に関する研究の視点:多争点/多当事者型問題を処理するための合意形成プロセスとそこにおいて規範が果たす役割についての経験的および理論的研究

礒崎 初仁

中央大学法学部 教授

* 研究分野:地方自治論、行政学、政策法務論

* 合意形成に関する研究の視点:①条例制定など自治体の政策形成における合意形成の実態とその理論化 ②国・都道府県・市町村・コミュニティなど複数レベルの政治単位間の合意形成の実態とその理論化 ③地域社会における合意形成を支えるルールのあり方

内海 麻利

駒澤大学法学部 教授

* 研究分野:都市計画、都市政策、地方行政

* 合意形成に関する研究の視点:都市計画やまちづくり分野における合意形成の実態を理論化する。

北村 喜宣

上智大学法科大学院 教授

* 研究分野:行政法学、環境法学、政策法務論

* 合意形成に関する研究の視点:合意形成という現象に対して、法律学はどのように有意味なアプローチができるのか。

齋藤 純一

早稲田大学政治経済学術院 教授

* 研究分野:政治理論

* 合意形成に関する研究の視点:規範的政治理論の観点から、民主的な意見・意志形成にける「合意」と決定の正統性の問題について考察する。

嶋田 暁文

九州大学法学研究院 准教授

* 研究分野:行政学、地方自治論、政策研究

* 合意形成に関する研究の視点:①不確実性が合意形成に及ぼす影響に着目した、合意形成理論の体系的整理。 ②利害・制度・認知・首長リーダーシップ・職員の役割等に着目した実証研究。

名和田 是彦

法政大学法学部 教授

* 研究分野:コミュニティ政策論、法社会学、公共哲学

* 合意形成に関する研究の視点:コミュニティレベルに合意形成のための公式の住民組織を設置する例(自治体内分権)が増えている。そこにおける合意形成とともに、議決に際しての全員一致現象にも目を向ける。

原島 良成

熊本大学大学院法曹養成研究科 准教授

* 研究分野:行政法、自治法、環境法

* 合意形成に関する研究の視点:行政訴訟要件論を合意形成の観点から分析し再構成する。

村山 武彦

東京工業大学総合理工学研究科 教授

* 研究分野:環境計画・政策、リスク管理論、環境アセスメント

* 合意形成に関する研究の視点:環境計画やリスク管理などの視点から合意形成プロセスの現状と課題を探る。


○ 最新のお知らせ


○ 当研究会における検討の進め方

 下記の順に検討を進めます。

  1. 基礎的理論の再検討
  2. 合意形成システムの要素に関して6つの柱に再整理
  3. 人口減少・経済縮小社会への転換が合意形成システムに与える衝撃を解明し、仮説を構築
  4. 日本国内の空間の4つのレベル(市町村内地区・集落、市町村間「中域」、社会経済的圏域、国自治体間)の実態調査
  5. 諸外国での実践調査による仮説の検証及び仮設の洗練
  6. 人口減少・経済縮小社会における合意形成システムの可能性を理論的に進化・高度化

○ コラム

2017.04 「合意」の二つの意味合い (齋藤 純一:早稲田大学政治経済学術院)

2016.11 私人間の合意としての契約 (阿部 昌樹:大阪市立大学大学院)

2016.11 第31次地方制度調査会答申に見る「合意形成」論 (金井 利之:東京大学大学院)

2016.10 合意形成のしやすい地域・しにくい地域 (礒崎 初仁:中央大学)

2016.10 選挙運動方法の合意 (北村 喜宣:上智大学法科大学院)

2016.07 法律用語としての「全員の同意」と「全員の合意」 (北村 喜宣:上智大学法科大学院)

2016.07 パリ・レアル地区のコンセルタシオンと合意形成 (内海 麻利:駒澤大学)

2016.06 合意は何をどのようにもたらすのか? (嶋田 暁文:九州大学法学研究院)

2016.04 制度設計と自己満足 (北村 喜宣:上智大学法科大学院)

2016.03 ドイツ・ブレーメン市の地区まちづくりにおける「合意原則(Konsensprinzip)」 (名和田 是彦:法政大学)

2016.01 ロマンティックな合意 (原島 良成:熊本大学大学院)

2015.12 コンパクトシティと広域調整 (村山 武彦:東京工業大学)


○ 最新の活動状況

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【理論研究会】

 (1) 定例研究会(各メンバーの理論的検討や内外現地調査などの成果の報告のため、3ヶ月に一回程度開催します)

 <2017年度第6回:平成30年2月24日>

  議事次第 要旨(草稿メモ) 阿部草稿 金井草稿 原島草稿 嶋田草稿 内海草稿 北村草稿 礒崎草稿 齋藤草稿 齋藤・嶋田草稿 執筆要項


 <2017年度第5回:平成29年12月24日>

  議事次第 齋藤レジュメ 内海レジュメ 嶋田レジュメ


 <2017年度第4回:平成29年12月3日>

  議事次第 村山レジュメ 名和田レジュメ


 <2017年度第3回:平成29年11月3日>

  議事次第 金井レジュメ 北村レジュメ 礒崎レジュメ


 <2017年度第2回:平成29年10月1日>

  議事次第 阿部レジュメ 原島レジュメ


 <2017年度第1回:平成29年6月4日>

  議事次第 議事要旨 嶋田レジュメ 内海レジュメ


 <2016年度第4回:平成29年1月29日>

  議事次第 議事要旨 阿部レジュメ 礒崎レジュメ 内海レジュメ 金井レジュメ 北村レジュメ 齋藤レジュメ 嶋田レジュメ 名和田レジュメ 原島レジュメ 村山レジュメ


 <2016年度第3回:平成28年10月16日>

  議事次第 議事要旨 澤田レジュメ 澤田レジュメ 名和田レジュメ 内海レジュメ


 <2016年度第2回:平成28年7月10日>

  議事次第 議事要旨 金井レジュメ


 <2016年度第1回:平成28年6月5日>

  議事次第 議事要旨 齋藤レジュメ 内海レジュメ

 

 <2015年度第4回:平成28年3月19日>

  議事次第 議事要旨 礒崎レジュメ 礒崎資料1 礒崎資料2 北村レジュメ 北村資料1 北村資料2

 

 <2015年度第3回:平成27年12月6日>

  議事次第 議事要旨 森レジュメ 原島レジュメ


 <2015年度第2回:平成27年10月25日>

  議事次第 議事要旨 阿部レジュメ 嶋田レジュメ 名和田レジュメ


 <2015年度第1回:平成27年6月21日>

  議事次第 議事要旨 金井レジュメ 原島レジュメ 嶋田レジュメ 北村レジュメ1 北村レジュメ2 阿部レジュメ


 (2) 年次公開研究会(理論研究会の総括と今後の議論の活性化のため、各年度末に開催します)

 <2016年度:平成29年2月19日>

  基調講演 饗庭伸先生(首都大学東京准教授)「人口減少時代における都市計画・まちづくりの合意形成」など

  議事次第  饗庭レジュメ  饗庭資料  礒崎資料 

 <2015年度:平成28年2月21日>

  基調講演 杉田敦先生(法政大学教授)「合意形成と境界線」など

  議事要旨及び資料

  


○ 共有論文・調査等

   礒崎初仁「合意形成を考える」白門2016年6月号

   北村喜宣「首長とは誰だ」自治事務セミナー

   礒崎初仁「大規模開発と合意形成」自治研究8月号(1)

   礒崎初仁「大規模開発と合意形成」自治研究8月号(2)

   礒崎初仁「大規模開発と合意形成」自治研究7月号



○ 参考資料・リンク先

    - 準備中 -